雑貨・キャストの作り方
必要な道具
- ♯320程度のサンドペーパー
- カッター
- 計量カップ
- 油性ペン
- ガン玉
- 彫刻刀
- 秤(1g単位で計量できるもの)
- 計量スプーン
- シリコーンを混ぜるヘラ
- 金ヤスリ
- 硬化剤を入れた後に混ぜる棒
- 筆(シリコン用、離型剤用、表面処理剤用等それぞれ用意する)
- ワイヤー
- アイを作るときに使用するヒートン
- ラジオペンチ
- ニッパー
雑貨・キャストの作り方:手順
1.
パーティングを設定します。
パーティングとは2つのシリコーン型の設置面であり、粘土うめにはかかせない作業です。
つまり原型のどこで型をあわせるかを決めることです。
鉛筆やマジックで書き込みます。
雑貨の場合中心外周を通って二分するようにするといいでしょう。
2.
次は粘土に埋め込む作業ですが、油粘土はよく練ってから使います。
3.
のし棒で平らにしていきます。
厚さを一定にするために、薄い板をかさねて、高さを調節しましょう。
4.
油粘土は、原型が半分埋まる厚さと広さが必要です。
5.
シリコーンを流し込むための型枠を、RAIGAブロックで作っていきます。
シリコーンは、シリコーン同士以外はくっつかないので、RAIGAブロックは、何度も使いまわしできます。
平らになった粘土の上に、原型と型枠を置いて、注入口とエア抜きをどこに付けるか考えて、位置を決めましょう。
6.
配置が決まったら、型枠をはずし、原型のアウトラインを描きます。
7.
粘土に原型を埋め込みます。
まわりの粘土を押さえて、パーティングラインが少し隠れるぐらいにするといいでしょう。
8.
注入口とエア抜きのつける場所を避けて、型合わせ用の穴をハケやペンの後ろを使って付けていきます。
これで型の設計ができました。
では、これにシリコーンを流し込んでいきましょう。
9.
シリコーン缶を開けるには、500円玉やマイナスドライバーなどであけるとよいでしょう。
シリコーンは比重の大きい成分が沈んでいるので、よく掻き混ぜてから使いましょう。
10.
必要量のシリコーンを量りとります。
必要量のシリコーンがわからないときは、はじめに少なめに量り、硬化剤を入れて一度型枠に流し込み、その量を見て足りない分を、もう度作り加えます。
11.
硬化剤は、シリコーン100gに対し、20滴を入れてください。
12.
攪拌してください。
13.
始めに原型に流し込むには、細い糸状に注入する方が、気泡がでにくいです。
14.
原型の表面を、軽くシリコーンが覆った所で、筆を用いて細かい凸凹に残っている気泡を取るように、塗りこみます。
15.
12時間でシリコーンが硬化するので、油粘土を綺麗に取り去ります。
16.
油粘土やシリコーンのバリは綺麗に取り去ります。
隙間から入って薄皮のようになっているシリコーンは、彫刻刀などで切り取り、パーティングラインについている油粘土は、爪楊枝などで取ります。
17.
離型剤は平筆で伸ばしながら塗り、ムラの無いようにシリコーン全面に塗布します。
18.
型枠をして、もう1度必要量のシリコーンを量り、硬化剤を入れて混合して、前と同じように、もう一度シリコーンを流し込みます。
19.
12時間経過した後、型枠を外し、バリを取ります。
20.
シリコーン型を2つに分けます。
21.
ライガキャストを流し込む注入口と、型内の空気を逃がすエア抜きを、彫刻刀で付けていきます。
注入口はライガキャストは上から注ぎ込み、下側から入るようにしましょう。
エア抜きは一番上につけます。
両方の注入口と、エア抜きが合うようにマジックで書き込み、型を合わせると写るので、合わせやすくなります。
注入口はロート状にして、ライガキャストの場合は、発泡したキャストが流れ出すための溝を作っておくとよいでしょう。
22.
締め金具で固定します。
ネジは均等にして、締めすぎないようにしてください。